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股関節脱臼で生まれた私の話

今日は、私の股関節について書きます。腰痛や股関節痛でバドミントンを諦めようかと思っている人は読んでみて

先天性股関節脱臼で生まれちゃったよ

私は帝王切開(予定)で生まれたにもかかわらず、先天的に股関節が脱臼した状態で生まれた。

生後3カ月~半年ぐらいの頃。オムツを替える時、「この子の足はおかしい。病院で一度見てもらったほうがいい」と父方の祖母が指摘してくれたそうだ。

明らかに、左右の脚の長さが違い、右側だけが伸びなかったらしい。

生涯、運動をすることは難しい

診断の結果は、「先天性股関節脱臼」。それから長らく歩行器のお世話になったとのこと。帝王切開で生まれたのに、股関節が脱臼して生まれることは少ないと聞いた。

「この子は生涯、運動をすることは難しい。」

そうお医者様から宣言され、母は愕然としたらしい。それが。成長するにしたがって、私のお転婆には拍車がかかり、止まったら死ぬんじゃバリに、激しいスポーツを続けてきた。

なぜだろう?もしかしたら、お医者様の見立てが誤っていたのでは?と思ったりもする。

歳とともに股関節が固くなってきた

いままで、右股関節が弱いことは頭にあっても「懸念材料」になることは無かった。それが、ここ2~3年のうちに「このままだと将来、股関節が割れるかも」と感じる事が多くなってきた。

歳とともに、明らかに股関節が固くなってきた。

右股関節を庇うため、身体は絶妙な独自のバランスを構築しているので、歪が生じて時にそれが「故障」を誘発してしまうことがある。

もともと軽度の側弯だったのが、中程度の側弯に進行してきたのも、右股関節の弱さをどこかの部分で支えようとしているからかもしれない。

腰痛や、背中の異常な張りも、右股関節のせいかもしれないと最近思うようになってきた。

外部からの刺激では何も解決しなかった

腰痛、背中の張りを緩和するために、整骨院に通ってマッサージを受けたり、電気を当てたり、外部的な治療を続けたこともあったけど、まったく症状は改善せず。

張った筋肉を外部の刺激でなんとかしようとしても、まったくもって無駄だった。いっとき楽になるだけ。すぐまた、張ってきて辛くなるの繰り返し。

体幹を鍛えはじめたら改善してきた

2~3年前から、徐々に体を鍛え始めた。特に体幹を重点的にトレーニング。体がすぐに変わることはなく、鍛えはじめたからといって腰痛が治るわけでもなく。

ましてや、いくらストレッチや体幹トレーニングをしたとて、固い股関節が急に柔らかくなるわけもなく。

地味な進歩に、なんども諦めかけたけど、「やらないよりマシ」精神で粘り強くトレーニングを続けた成果を、やっと実感できるようになってきた。

不思議な事に、体幹(特に腹筋)のトレーニングをして腹圧をしっかり上げると、身体のバランスが整う。いままで痛かった肩甲骨や、ガチガチで動かなかった股関節がスムーズに動き始める。

これ、不思議。いくらマッサージや整体などの外的施術を受けても良くならなかったのに。これはパーソナルトレーニングを受けた時に実感することができたので、たぶん自分だけでいくらトレーニングしていても、ダメだったのではないかと思う。

腰痛

年に何度も起こしていたギックリ腰の回数が劇的に減った。今も、背中の張りは強いけど、マッサージではなくトレーニングすれば収まる。

股関節の固さ

今までは足先からしかステップを踏み出せなかったのが、股関節からグイっと足を(腹筋を使って)前に出すことができるようになった。

今までノータッチで決められていたショットに、足が出る回数が増えた。

ランジをした時、不安定で踏みとどまれなかったけど、トレーニングの効果が出てきたのか、片足で安定した着地ができるようになり、股関節を滑らせる(前に出す)ことが出来るようになった。アンダーストローク時の無理な前傾が減った。(腰痛には非常によろしい)

これは、捻挫をしないためにも超大事だと思う!

変形性膝関節症

このままの股関節の状態で、激しい運動(バドミントン)を続けていった場合、遠くない将来、変形性膝関節症を発症する可能性が高いと、幾度となく整骨院の先生に言われてきた。

今はまだO脚でもなく、膝が外側に出ている感じもないけれど、いずれ膝が変形してくるのだろうか。

膝への負担を考えると、体重を増やさない努力も必要かもしれないね。

もし腰痛や股関節の固さで悩んでいるなら

もしあなたが私と同じ様に、年齢とともに酷くなる腰痛や股関節の固さ・痛さで悩んでいるなら、私はオススメします。トレーニングを。

ひとつの筋肉に負荷をかけて筋トレするのではなく、ファンクショナルトレーニング(動的なトレーニング)をした方が絶対いい。バドミントンの場合。年齢を重ねた人は。

筋トレをするとケガをしやすいという都市伝説は、嘘ではないと思う。やり方にもよるけど実際、何度も見てきた。鍛えすぎてケガした人。

まずは体幹をしっかりさせて、関節の可動域を広げるのが大事だと、私は思います。やっててもケガする時はするし、故障する時はする。これはバドラー全員が思っていることではなかろうか。やらないよりはやる方がマシだと思う。

諦めたらあかんで

 

「この子は生涯、運動をすることは難しい。」

そういわれた私でも、なんとか今ぐらいは保つことができている。5年前は、もうバドミントンをすることさえ、諦めかけていた私が、です。

日々のトレーニングの成果だと、思いますというか、そう思いたいところであります。

 

>>バドミントン乱数表*3面/20人までの乱数表